KitsShino

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10本に1本はお題「公然の秘密・矛盾」

お題「公然の秘密・矛盾」

この2週間、息子の春休みで母親モード全開だったので、子育てとは全く関係のないお題を選んでみた。

 

私の住むバンクーバーの「公然の秘密・矛盾」といえば、公共交通機関、スカイトレイン(電車)の料金システム。

 

1986年に開始したスカイトレインは、東西を走る市民の重要な交通手段。私が、バンクーバーに引っ越してきて、初めてスカイトレインに乗ろうとした時に戸惑ったこと、それは、チケットを買っても改札がないということ!各駅に、チケットの有無をチェックする職員らしき人が、時間によって立っていることもあるし、1年に1回ぐらいランダムに職員が電車に乗り込む光景を見ることもある。もちろん、チケットを持っていない人は、その場で電車を降ろされて、チケットを買わされる。だけど、チェックする人がいない、チケットを持ってようが、いまいが、電車にはちゃんと乗れるというシステムに、バンクーバーの人たちの正直さ、トランスリンク(バス・電車会社)の大らかさ(笑)に驚いたり、呆れたのだった。

 

バンクーバーといえば、カナダの都市の中でも物価が高いことで有名、そして、交通費もコンスタントに値上がりしているのに、スカイトレインだけは、チケットを買わなくても、誰にも咎められない(でも、最悪、見つかってしまったら罰金を払わされるかも?!)というシステムを貫いていた。そんなスカイトレインの料金システムに、大きな改革が起こったのは、スカイトレイン開始から30年後の去年、2016年。日本でいうSUICAのようなCOMPASS CARD普及によって、改札にゲートが設置され、チケットあり、無しエリアの区別がハッキリついた。やっと、電車のシステムが、他の先進国に追いついた感じ。それにしても、30年間、何百人、何千人の悪い奴らがタダ乗りをしてきたのだろうか?一体いくらの損失?なんて、考える私がみみっちいだけ?!

 

そういえば、独身の頃、男友達が初デートの後、相手の女性のことを「言われた事は、きっちり真面目にやるタイプだね。きっとあの子は、スカイトレインにも毎回お金を払って乗ってるよ!」と、ちょっとバカにした感じで言っていた彼も、今はきちんとお金を払ってスカイトレインを利用している事だろう(笑)。

 

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